外付けHDDって何!?あなたにおススメの外付けHDD
先日、「外付けHDDがほしいんだけど、何がおススメ?」と聞かれました。
どのようなシチュエーションで使うのかなどをお聞きして、ご希望に合いそうな一覧をご紹介したところ、
「一覧の一番上のを買います!」
とすぐにお返事をもらいました (≧▽≦)
同じように外付けHDDを買いたいという数名の方から質問があったので、今回は、外付けHDDを買うときのポイントとおススメをご紹介しますね。
- 外付けHDDの購入を検討している方
- 今お使いのパソコンのハードディスクの空き容量が少ない方
- 大切なデータをバックアップでとっておきたい方
- 外付けHDDの選び方がわからない方
目次
外付けHDDとは
HDDとは、Hard Disk Driverの略で、「ハードディスク」をあらわすときに「HDD」を略語で使います。
ハードディスクはパソコンの中にも入っていて、ファイルを保存しておく場所です。
動画や写真のファイルが増えていくと、いずれ入りきらなくなりますよね。
でも、大切なファイルは消したくないし。。。
そんなときに活躍するのが、外付けHDD!
パソコンにつなげるハードディスクです。
外付けHDDは、入りきらなくなったファイルを保存するだけではなく、パソコンから大切なファイルをすべてコピーしておくことで、もしもの場合に備えにもなります。
また、お友達に大きなファイルなどを渡すときにも使えますよ。
今は、大容量の外付けHDDが増えているので、パソコンのデータを保存する以外にも
- テレビの録画用
- プレイステーション4用
に使われることもあります。
今回は、パソコン用の外付けHDDを選ぶためのポイントをみていきましょう。
HDDを選ぶポイント
外付けHDDを選ぶポイントは4つあります。
- 利用シーン
- 使うパソコンのOS
- 端子
- 容量
- デザイン、色、サイズ
- メーカー
- 利用シーンとは、どこでどのように使う(使いたい)のか
- 使うパソコンのOSとは、Windowsで使うのか、Macで使うのか、WindowsとMac両方で使うのか
- 端子は、パソコンと外付けHDDをどんな線でつなぐのか
- 容量とは、ハードディスクの容量のことで、どれくらいの容量が必要なのか
- デザイン、色、サイズはどれがいいか
- どのメーカーがいいのか
です。
それぞれわかりやすく説明しますね。
利用シーン
どのような目的で外付けHDDを使うのかによって、HDDのタイプが決まります。
外付けHDDのタイプには
- ポータブル
- 据置き
の2つのタイプがあります。
ポータブルHDD
持ち運べるサイズの外付けHDDです。
薄型で軽量です。
ポータブルHDDは、サイズが小さく薄くなるほど価格が高くなります。
私は、パソコンやスマホ、デジカメなどの電子機器は「小さくても高性能」を保証するための技術力がそこに込められていると思っているので、小さくなれば小さくなるほど価格が高くなることに納得しています。
例えば、ノートパソコンが、モバイル用に小さいサイズになるほど価格が上がるのはそれが理由と思っています。
外付けHDDについても同じことが言えて、ポータブルHDDは据置きHDDと比べて、価格が高くなりますし、ポータブルHDDも、サイズが小さく薄くなるほど価格が高くなります。
据置きHDD
設置する場所を固定して使う外付けHDDです。
ポータブルHDDと同じ容量の場合、価格が低くなります。
大きさは平均的に、17㎝×11㎝×3~3.5㎝程度の大きさになります。
B6サイズのノートが近い大きさです。厚みが3㎝以上あるので、少々、存在感を感じますね。
据置きHDDの場合、電源をACアダプタから取るので、電源が1口必要になります。
立てる、横にするどちらの置き方にしても、約17㎝と3㎝程度の置きスペースが必要で、電源も用意する必要が出てきます。
ポータブルHDDか据置きHDDか
外付けHDDを持ち歩くことはしないで設置する場所が固定でよいという場合は、据置きHDDでよいです。
ただし、電源がACアダプタの場合があるので、電源を1口用意する必要が出てきます。
外付けHDDをパソコンと一緒に持ち歩く、または設置する場所のスペースが確保できない、狭いという場合は、ポータブルHDDを選択します。
パソコンの作業スペースをすっきりさせたい、おしゃれにしていたいという場合は、ポータブルHDDがおススメです。
外付けHDDは無機質な存在感があるので、おしゃれ感とは対極な存在です(笑)
使うパソコンのOS
使うパソコンのOSとは、つまり、Windowsで使うのか、Macで使うか、WindowsとMacの両方で使うのかです。
ご自身以外にも、周りの人がどのパソコンを使っているかも頭の片隅に入れておくといいですよ。
例えば、私はMacだけど友だちがWindowsを使っていて、外付けHDDを使って動画の受け渡しをしてるという場合は、WindowsとMac両方で使うということになりますから。
なぜ、Windows用かMac用かが必要なのかというと、フォーマットの形式によっては読めない、書けない、読めるけど書き込めないというとが起きてしまうからです。
フォーマット形式には4つあります。
- FAT32
- HFS+
- NTFS
- exFAT
FAT32
FAT32はMacとWindowsの両方で使います。
ただし、1ファイル容量制限が4GBまでなので、動画のファイルなどで1つのファイルサイズが大きいと保存ができないです。
HFS+
HFS+はMacでのみ使えるフォーマット形式です。
Windowsでは読み書きができません。
NTFS
NTFSは、Windowsでのみ使えるフォーマットです。
Macでは読込みができるけど、書き込みができません。
exFAT
exFATは、WindowsでもMacでも読み書きができます。
1つのファイルのサイズの制限がありません。
ただし、WindowsXP より前のWindowsの古いOSでは使うことができません。
でも、WindowsXPのサポートは終わってますし、イマドキ、WindowsXPを使っている人は少ないと思うので、WindowsとMacの両方で使いたい場合のファイルフォーマットは、exFATでフォーマットをしましょう!
フォーマット形式は覚えられない
フォーマット形式の種類は覚えられないですよね・・・
なので、覚える必要はありません(笑)
購入の際は、フォーマット形式を確認するより「Windows向け」「Mac向け」「WindowsとMac両方OK」など、対応しているOSが何かを確認してくださいね。
端子
外付けHDDは、パソコン本体と接続する必要があります。
その接続部分を端子と言います。
今はUSBが主流なので、ここではUSB接続について説明します。
USBは
- 種類
- 転送速度
の組み合わせで選びます。
種類
USBの種類には、「USB Type-A」「USB Type-B」「USB Type-C」などがあります。
現在、外付けHDDは、「USB Type-A」か「USB Type-C」かがほとんどです。
Type-Aは上側、Type-Cは下側です。
どちらも見たことあると思います。
(画像は価格.comのサイトからお借りしています)
転送速度
転送速度は、USB2.0やUSB3.0が現在の主流です。
USB3.0はUSB2.0の転送速度は10倍の速さです!
たくさんのファイルやサイズの大きいファイルを転送するとき、単純計算でUSB3.0は2分で終わるところが、USB2.0 だと20分もかかってしまうことになります。
外付けHDDに限らずチェックするようにしましょう
パソコンが対応しているのであれば、USB3.0対応の外付けHDDを選びましょうです!
ただし、注意が必要です。
外付けHDDがUSB3.0で、USBケーブルも3.0対応、ただ、パソコンのUSBが2.0という場合、低い方に合わされてしまうので、残念ながら、USB2.0の転送速度になります。
お使いのパソコンのUSBが何に対応しているのかを確認してみてください。
パソコンのUSB接続端子を確認して、USB3.0 Type-A またはUSB 3.0 Type-Cの外付けHDDを決めます。
Macbookの場合は要注意!
Macbookの場合、Thunderbolt 3なので気をつけてください!!
USB TYPE-Cと似てますが、別物です。
コチラがThunderbolt 3
コチラがUSB Type-C
(Appleストアからお借りしてます)
Macbook場合、USBType-Cの外付けHDDが接続できないので、変換器が必要になります。
変換器がUSB3.0に対応していなくてUSB2.0の場合、転送速度が遅くなります。
容量
先ほども言いましたように、ハードディスクはクローゼット。
容量は大きければ大きいほどよいです。
では、「どれくらいの容量が目安なの?」かというと、
外付けHDDは、
- 今使っているパソコンの空き容量が少なくなった
- 大事なデータのバックアップを取りたい
という目的で使うので、外付けHDDの容量は、今使っているパソコンの容量の倍以上はあるといいでしょう。
動画編集などで動画ファイルを保存する目的であれば、今後、どれくらい動画ファイルが増えるのか、今の動画ファイルのサイズはどれくらいなのかを確認して、余裕のある容量を選ぶことをススメします。
バックアップで使うのであれば、今使っているパソコンのハードディスクの容量の倍以上が必要です。
なぜかというと、パソコンのハードディスクをマルッとバックアップするのであれば、同じ容量が必ず必要になります。バックアップと他にもデータを保存するとなると、パソコンのハードディスクの容量+αが必要です。
2020年7月時点の最新のMacbookのハードディスク容量は256GBが一番小さいので、最低でもその2倍の512GBになりますが、せっかく外付けHDDを買ってもすぐに容量が足りないとなってしまわないように、512GBの倍の1TBをおススメします。
動画編集をする場合は2TB以上あったほうがよいです。
さらに、予算に余裕があるなら容量は大きい方をおススメします!
デザイン、色、サイズ
外付けHDDにもデザインがあります。
角に丸みがあるとかつや消しマット素材とかですね。
何色かバリエーションがあるものもありますので、お好みで選ぶことができます。
サイズは、容量が大きいとサイズが大きくなることもありますが、設置する場所や持ち運ぶときのことを考えてサイズもチェックしておきたいですね。
メーカー
実際に、外付けHDDを選ぼうとしたときに惑わされるのがメーカーの多さ!
いくつものメーカーがあって、いったい何が違うの?どこがいいの?と迷われるかと思います。
私は、システムエンジニア歴20年の中で、業務で外付けHDDを使用したこともありますし、外付けHDD以外にもパソコン周辺機器をいろいろ使ってましたので、パソコン周辺機器を取り扱っているメーカーにも詳しいです。
とはいうものの、各メーカーどれも品質はいいので、ぶっちゃけ、どのメーカーでもほとんど変わらないと思います。
迷ったらこの3社!
- バッファロー
- I-O DATA
- 東芝
どのメーカーも日本のメーカーです。
外付けHDDをはじめ、パソコン周辺機器ではお世話になってるメーカーさんです (*´艸`)
上記のメーカーも「中国製」など海外の工場で製造している場合もありますので、「日本製」にこだわるのであれば、【日本製】と記載のあるものを選んでくださいね。
まとめ:目的別おススメの外付けHDD
ここまで読んでくださりありがとうございます。
外付けHDDを買おうと思ったけど、何をどう選んだらよいのかわからないという場合、
という方は、据置きHDD
という方は、ポータブルHDD
です。
そして、Windowsだけで使いのか、Macだけで使うのか、WindowsとMacと両方で使うのかも決まっていると思うので、外付けHDDが「どのOSに対応しているのか」を確認しましょう。
転送速度は「USB3.0」であることが必須です。
お使いのパソコンの接続端子の部分が、Type-AなのかTYPE-Cなのかを確認しましょう。
Macbookの場合は、変換器が必要になりますので、変換器の転送速度がUSB3.0に対応しているものをおススメします。
たった4ステップで購入する外付けHDDがわかる
外付けHDDを購入しようと思ったら、次の4ステップで決めましょう!
ここまで決まれば、もう迷わないはず!
メーカーはどこもほぼ変わらないので、メーカーにこだわりがなければ、見た目のデザインやお値段で選んでくださいね。
この4ステップの答えを、検索するとあなたにピッタリの外付けHDDが見つかります。
例えば、
ポータブルHDDをMacとWindows両方で使いたい場合、USB3.0で1TBの条件も追加して
という単語で検索をするということです。
この条件に合致する一覧がずら~っと出てくるので、デザインや色やサイズを確認しながら選んでいけばOKです♪
外付けHDDを購入しようと思ったときのお役に立てたらうれしいです♡